5月4日(祝)

この日の午前1:30頃になって、ぽなさん家にFA-Xさんが合流。出発に備えて、早々に就寝です。
7:00起床。犬の散歩で早朝の公園を歩き、山の空気を満喫です。うーん、いいとこだ。
朝食を済ませ、車で名張駅へ。8:48発の上本町行き特急の指定券をすべりこみで確保しました。昨日の疲れが残っていたのか、乗換駅の鶴橋に着くまで爆睡してたような気がします。
鶴橋で普通列車に乗り換えて、9:47近鉄難波着。うかべん参加者の方々との待ち合わせ場所へ向かいます。

発駅 時刻 着駅 列番 種別 列車名 乗車車両 備考
名張 8:48→9:39 鶴橋 704 特急   12553 上本町行
鶴橋 9:37+3→9:43 近鉄難波 3930 快速急行   9722  

10:00 なんばOCAT地下


集合場所にはすでに数人が集まっていました。
とりあえず、まだ全員ではないものの、お互い自己紹介です。
最終的には10人ほどになったので、とりあえず席を確保しようということで、近くのサイゼリヤへ移動しました。


サイゼリヤでは窓際の席を一列確保。ドリンクバーと甘いものを頼み、とりあえず雑談モード。隣はFA-Xさんとぽなさん、正面にうねね〜畝傍さん、はす向かいにjumeiさんといとうべん太さんという布陣となりました。
この中ではjumeiさんと初顔合わせです。ゴメンナサイ、マジ緊張してあんまりお話できませんでした…。次の機会には、是非。


サイゼリアに居る間に、小春師匠、生駒精華さん、zerodivideさん、智犬さんが合流。パソコンやらPDAやら持った団体が、窓際の席からあふれ出す事態に。
結局、そのまま昼過ぎまで居座り、軽く昼食を取ってから店を出ました。
……ちなみに、余談ですが、全員めがねっ子でした。ビックリ。

12:45 大阪市立難波市民学習センター 第一研修室


開場は、いわゆるミーティングルームとでもいう100平米ほどの小さな部屋で、椅子の数は50弱。
とりあえず、真ん中の前の方に席を確保しました。近眼のせいで昔から席は前と決めてるのです。
そして受付で受け取った名札に名前を記入。


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小ネタ。気づいた方は一人でした。

13:30 開幕


久しぶりに会えたTJさんにご挨拶したり、なんか@関西側でご挨拶できなかった電波さんにワビを入れたり、芝やんさんにデスクトップ罠の件謝罪と賠syご挨拶させていただいたり、近くに座られたにせねこさんと初めてのご挨拶をしたり、FA-Xさんを岡山から名張まで拉致した張本人であるところの青いの氏の体調の心配をしたりしているうちに、開幕時刻が近づいてきました。
この頃には、すでに机が足りなくなっているようで、部屋の後ろに椅子だけを並べて着席されてる方もいらっしゃいました。運営側の嬉しい悲鳴が響きます。
さ、それでは開幕しましょうか、という時間になって、御堂筋線が人身事故で止まっているというニュースが入りました。由月さんら幾人かが足止めを食らってしまっている模様。なんでまたこんなときに!


そのほかは特に混乱もなく、ぽな所長・駅長さん・さとーさんのプレゼンは無事終了。どなたも難しいテーマを、非常にわかりやすく説明されていました。駅長さんには休憩時間に補足説明までして頂きました。有り難うございます。
そのあと、うねね〜畝傍さんと葵さんをパネリストに迎えてディスカッションが行われました。テーマは「ゴーストの理想のシステム」。私は特に発言しませんでしたが、いろいろ考えさせられることもありました。例えば、

  • 具体的に言うなら、ゴースト作成のためのIDEやデバッガがあると便利。うちのゴーストはすべて文系のSHIORIを使っていますが、例えば、ブレークポイントを設定して、その場所で出力候補になっている単語を一覧表示したり、変数をリアルタイムで書き換えたりができると開発効率は大きく上がると思います。とくに私のように、小手先でコードをいじって先にシステムを組みたがるタイプの人間にはとても有り難い機能になりそうです。
  • 抽象的に言うなら、ゴーストデベロパが、できるだけ労力をかけずに作りたいゴーストを作れる環境が良いのだと思います。条件分岐もイベントドリブンもさくらスクリプトも、場合によってはセリフをキー入力することさえも、ユーザが思い浮かべたゴーストを現実にするための道具とはいえ、使わないで実現できるならそれにこしたことはないと考えます。いわば「必要悪」のこれらを極限まで意識させないでゴーストを作れるようになるのが理想ではないでしょうか。


まあ、どちらにせよ、そのような開発環境を作るコストと、それにより生産しうる結果のバランスが、今の開発環境の位置づけを決めているのだと思いますが。

16:30 閉幕


中身の濃い議論が続くうちに、あっという間に閉幕の時間がやってきてしまいました。次は懇親会です。予定ではお酒の入らない会になる予定だったけれど、参加人数が30人弱までふくれあがり、開場が同ビルのビヤホールしか取れそうもないということで、急遽予定変更。


こちらの席では、隣に犬死朗さん、正面には283氏、NOB氏など、そうそうたるメンバーに囲まれてヒヤヒヤものでありました。でもみなさん優しく、楽しい時間を過ごすことができました。
そのうち自己紹介タイムとなり、初めての人も多いこの席のこと、興味深く皆さんの話を聞いていたのですが…。
だいぶ遠くに座られていたそぼろ(仮)氏が、話の途中で取り出した紙を見て、氏の正体が画伯氏だと知り、つい叫んでしまいました。「サインください!」


このあと、実際にサインをいただきました。30秒くらいで描き上げられたせりこXPは、宝物にします。


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19:00 カラオケボックス


懇親会が終了しても、まだ19時。
私はこのあと23時過ぎまで大阪で時間を潰す予定なので、ここで解散してしまっては勿体ない。
同じ考えの人も多かったらしく、1時間ほどだべって解散する喫茶店組と、2時間ほど熱唱するカラオケボックス組という2つの2次会組が結成されました。ぽなさんやFA-Xさんは喫茶店組に行かれたのでここでサヨナラです。私はカラオケボックス組に入りました。由月さん・そぼろ(仮)さん・葵さん・ししゃもさん・智犬さん・zerodivideさん・私の7人。


GWの始めにNHK-FMで流れて大反響を呼んだ(?)「創聖のアクエリオン」あたりを筆頭に、ごく当たり前のようにアニメソング縛りで進行していきました。私は少ないレパートリーの中から、「月蝕グランギニョル」「READY STEADY GO」などを選んで歌いました。最後に歌ったのはもう1年前ぐらいでしたが、その時よりも3度上まで地声で出るようになっていて、ビックリです。(すぐに嗄れましたが…)


2時間歌って、21時半ごろにお開き。外はようやく涼しくなっていました。

22:00 梅田のとある飲み屋


カラオケ終了後もまだ時間が余っていた私。
地元在住の葵氏とそぼろ(仮)氏が、梅田で串カツ屋を案内してくださるということに。


しかし、今日はGWのまっただ中。
22時過ぎには、ほとんどの串カツ屋が店を閉めていました。
15分ばかし歩き回って、やっと見つけた店に入り、ビールと揚げ物を注文。うん、美味い。
ソースはオタフクでした。さっすが〜。
ここでは大阪トークや仕事トークで盛り上がりました。あと、モバイル機器とかの話題も。


今回入った店は、串カツ屋というよりも串揚げ屋に近かったようで、お二人はやや満足してなさそうな雰囲気でした。こんど訪阪するときは、昼間から本場の店で食い倒れましょうと約束して、23時過ぎにお別れしました。

23:20 大阪駅


さて、そろそろ長野に帰らなくてはいけません。
行きは中央本線東海道新幹線を使って、太平洋回りでしたが、帰りに乗るのは急行きたぐに北陸本線経由・日本海回りの夜行急行列車です。
わざわざ行きと帰りで別のルートを通るのにはちゃんと理由があります。JR線は往復できっぷを買う*1と運賃が1割引になりますが、これは片道601キロ以上の場合に限ります。長野→大阪(441.2km)では、距離が足りません。片道は7,140円で、往復だと運賃は14,280円になります。今回は、行きは長野→京都、帰りが大阪→長野なので、それぞれを別に買うと、6,300+7,140=13,440円。
さて、一方で、長野→名古屋→(山科)→(湖西線)→敦賀直江津→長野と、ループを描くように一本の片道切符を作ると、883.9kmで11,030円。ループから外れている、大阪→山科の乗車券(820円)を追加しても、合計で11,850円。差額は1,590円にもなります。*2なぜこんなに差が付くかというと、JRの運賃制度は遠距離逓減制といって、距離が長くなればなるほど、キロ当たりの運賃が安くなるように設定されているからです。そのせいで、出来るだけ長い片道きっぷを1枚作った方が、短い片道きっぷを2枚作るよりも割安になるわけです。覚えておいて損はないですよ、コレ。


まあ、いろいろ小難しい説明をしましたが、正直なところ、こういう乗り方をする一番の理由は行きと帰りで違う線に乗れてうれしいからなんですけどね。


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大阪駅の10番線には、すでにきたぐに号の583系が入線していました。かつて、国鉄で夜行列車が大量に運行されていた時代に、電化路線を昼夜問わず走る特急列車として活躍していたこの583系ですが、今ではこの列車でしか見ることができなくなりました。


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普通座席(直角クロスシート)やグリーン座席車も連結されていますが、やはり夜行といえば寝台車。有名なのはいわゆる電車3段式B寝台ですね。それはもうものすごく狭いのですが、その中でもパン下中段といって、パンタグラフの下だけはスペースの都合で寝台を3段にできないため、中段が広いつくりになっているのがマニアには有名だったりします。


しかし今回は、それに輪を掛けて珍種である*3電車2段式A寝台下段を確保しました。急行料金は頭打ちの1,260円ですが、寝台料金は10,500円。なんか間違ってる気もしますが、これでいいんです。これで。


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下段寝台はほとんど埋まっているようでした。ベッドは広々としており、さすがA寝台。枕元でノートPCを開いてもまったく狭さを感じません。


23:27、定刻に大阪を発車。ベッドの上で荷物を整理していると、カーテンの向こうから声をかけてくる人が。
「あの、そこ私たちの寝台なんですけど」
げ、もしかして私、間違えた?


ドキドキしながらカーテンを開けて、その人の寝台券を見ると、



5月 3日 (23:27発)



昨日だよ!!



心情は察するに余りあるのですが、車掌さんに相談するようアドバイスして、お引き取り願いました。初老のご夫婦でしたが、あのあとどうなったんでしょうか…。


京都で停車中に購入した水で酔った身体を潤しながら、ぼんやりと外を眺めているうちに、いつの間にか眠ってしまいました。

*1:行きも帰りも全く同じルートを使う

*2:大阪→山科の乗車券を、さらに大阪→京都と京都→山科に分割すると、さらに100円安くなったりします。

*3:3段式B寝台の改造車。583系の定期列車としては唯一無二のA寝台導入例だそうです。参考:Wikipedia:きたぐに (列車)

5月5日(祝)

5:56 直江津駅


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目覚ましを掛けずに寝るという暴挙に出てしまった私ですが、幸いにも、直江津到着の15分前くらいに車掌さんが起こしに来て下さいました。助かった…。
ここまで来れば、自宅はもう目の前。
外を見ると、この上ないほどの青空。涼しい初夏の朝の空気がとても気持ちいい。


直江津では、すでに向かいのホームに長野行きの普通列車が停まっていました。
が、いったん改札を出て、おみやげを購入。
職場で先輩に何か買ってくると約束してたのを忘れてたせいです。大阪で買ってくるとは言わなかったので、許してくれるでしょう。


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直江津を定刻に出た普通列車は、しばらく上越の平野を走ったあと、妙高連峰のお膝元をくぐり抜け、長野は善光寺平へとすべり下りていきます。見慣れた形の山が目に入ると、帰ってきたなぁという感慨が湧いてくるものです。

7:39 長野駅


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無事、帰還、定時。
最後に改札で記念印を押してもらうときは、いつも寂しさと充実感を同時に覚えます。
今日は夕方から夜勤。おみやげを忘れないようにしないと。


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発駅 時刻 着駅 列番 種別 列車名 乗車車両 備考
なんば 21:51→22:00 梅田 532 普通     中津行
大阪 23:27→翌5:56 直江津 501M 急行 きたぐに サロネ581-4 新潟行
直江津 6:03→7:39 長野 340M 普通   クハ115-1214  
おまけ


おみやげを件の先輩に渡したところ、「おまえはいったいどこへ行ってきたんだ」というお褒めの言葉を貰いました。ええ、ほめ言葉ですとも。

総括

乗り継ぎ

発駅 時刻 着駅 列番 種別 列車名 乗車車両 備考
長野 19:31→22:26+4 名古屋 1026M 特急 ワイドビューしなの26号 サハ383-101  
名古屋 22:34→23:10 京都 159A 新幹線 のぞみ159号 727-405 新大阪行
京都 23:30→23:49 草津 3544M 新快速   サハ223-2202 野洲
草津 23:52→翌0:34 柘植 5396M 普通   クハ117-16  
伊勢奥津 9:30→10:48 松阪 404C 普通   キハ11-7 鳥羽行
松阪 10:59→11:40 亀山 918C 普通   キハ11-110 JR東海全線完乗
亀山 11:50→12:35 桑名 1330G 普通   クモハ313-3027 名古屋行
西桑名 12:52→13:48 阿下喜 121 普通   277(西桑名→東員)
272(東員→阿下喜)
 
阿下喜   伊勢治田   徒歩      
伊勢治田 14:23→14:33 西藤原 31 普通   1802  
西藤原 14:40→15:26 近鉄富田 44 普通   801  
近鉄富田 15:41→15:49 近鉄四日市 1465 普通   2003  
近鉄四日市 16:03→16:30 湯の山温泉 1691 普通   1115  
湯の山温泉 16:36→17:01 近鉄四日市 1692 普通   1115  
近鉄四日市 17:13→17:21 西日野 1751 普通   163  
西日野 17:30→17:33 日永 1752 普通   264 近鉄四日市
日永 17:35→17:47 内部 1743 普通   161  
内部駅前 17:52→18:11 田町駅
-
バス     三重交通バス
平田町 18:27→18:37 伊勢若松 1872 普通   2108  
伊勢若松 18:46→18:51 白子 1843 普通   2904 伊勢中川行
白子 19:11→19:55 名張 168 特急   12048 近鉄難波行
名張 8:48→9:39 鶴橋 704 特急   12553 上本町行
鶴橋 9:37+3→9:43 近鉄難波 3930 快速急行   9722  
なんば 21:51→22:00 梅田 532 普通     中津行
大阪 23:27→翌5:56 直江津 501M 急行 きたぐに サロネ581-4 新潟行
直江津 6:03→7:39 長野 340M 普通   クハ115-1214  

新規乗車路線


※まとめ中

5月3日(祝)

8:00 起床


前日に遅くまで起きていたせいか(絶対そのせい)、一度目の目覚ましで起きられず、予定よりちょっと遅れて8時に起床です。今日はフリーデイなので、ぽなさんと乗りまくりの予定になっています。
朝食に出していただいた御飯がマジウマでした。近くの無農薬栽培のお米を奥の谷のわき水で炊いたとのこと。うー、これはたまりませんよ?

8:40 出発


ぽなさんのご家族に車を運転していただき、今日の出発地点・名松線伊勢奥津駅へと出発です。
やーまをこーえーたにをこえー♪ ハットリ君ではありませんが、山を一つ二つ超えて、農道を走っているうちに、何の前触れもなく右手に停車中のキハ11の姿が現れました。駅の案内もなにもなし。もし列車が停まってなかったら、そのまま通過してたかも…。


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9:20 伊勢奥津駅


この駅も、2度目の訪問です。
前回の訪問では、とんでもないことになってたこの駅ですが、今日はピーカン。
なかなかの旅行日和です。


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▲(左)前回は3月の大雪でした。


名松線は、松阪市から名張市までを結ぶ線として、

改正鉄道敷設法81
奈良県桜井ヨリ榛原、三重県名張ヲ経テ松阪ニ至ル鉄道及名張ヨリ分岐シテ伊賀上野附近ニ至ル鉄道並榛原ヨリ分岐シ松山ヲ経テ吉野ニ至ル鉄道

という記述に基づき松阪側から建設が進められたものの、先に近鉄が同項の目的を達する鉄道(今の近鉄名古屋線近鉄大阪線)を開通させたため、途中の伊勢奥津まで建設された段階で計画が凍結されてしまった…という歴史があります。松阪から、全体的に南下をしているように見えるけども、伊勢奥津の手前でちょこんと路線が北を向くのがその証かもしれません。


全体的には山中の渓流沿いを下り続け、集落にある駅に停車していく感じの、典型的ローカル線です。ただ、そのわりに乗客は多め。始発の伊勢奥津からも私達以外に数人の乗客がいるなど、きちんと地元の足として定着しているようです。


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(左)比津駅 (右)伊勢鎌倉駅

10:04 家城駅


名松線唯一の交換駅、家城に到着。伊勢奥津から松阪の、およそ1/3の地点にある駅です。
この季節、ホームにはツツジが咲いていて、初夏のようないい雰囲気。


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ここでは対向列車とタブレットを交換。そのために6分間停車します。


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家城から先はさらに乗客が増え、GW中ということを差っ引いても、けっこう繁盛しているように見えました。終点松阪着、10:48。

10:48 松阪駅


ここで皆様におわびをしなくてはいけません。


2007年2月17日の記事で、私ひのはるがJR全線を完乗したと書いたのですが、あの後、外部サイトなどで検証をした結果、


津〜亀山間(15.5km)に乗車していないことが判明しましたっ!!


ここに、情報に混乱を来しましたことをお詫び申し上げます。いえ、マジで。



そんな理由もあって、ここからは亀山駅経由で北へ向かうことになっています。
松阪での乗換時間は11分。松阪といえば松阪牛。奮発して、ちょっと高価なお弁当を購入。
まだちょっと時間が早いので、食べるのは後回し。亀山行き普通列車に乗車です。


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亀山行きは、名松線と同じキハ11での単行ワンマン運転です。
座れない人が出るくらいの乗車率でした。連休中なんだから、増結すればいいのにと思いつつ、車端に席を陣取って、間もなく発車。
しばらく併走した名松線と別れていきます。六軒駅で、特急南紀と交換。


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11:22、津到着。ここから、未乗区間に入ります。


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津から亀山までの区間は、紀勢本線関西本線伊勢鉄道の3路線がデルタ状になっており、津より
南から来た列車は普通、伊勢鉄道をショートカットして関西本線に入り、名古屋へ向かいます。
そのせいで、紀勢本線の最北部、津〜亀山間が人知れず残ってしまっていたのでした。


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初めて乗るこの区間、新緑の林の中を切り通しで走り抜け、ときに右手に広い集落を眺め、ときには細い回廊のような山中をくぐり抜けていく、不思議な線路です。


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間には2駅だけ。
列車は一駅一駅丁寧に停まってゆき、定刻より2分遅れて、亀山に到着しました。


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2007年5月3日11時42分16秒、JR東海全線完乗。


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↑記念品です


ちなみに、越美北線の不通区間がまだ残ってます。
JR全線完乗は、その時までおあずけにしておきましょう。

発駅 時刻 着駅 列番 種別 列車名 乗車車両 備考
伊勢奥津 9:30→10:48 松阪 404C 普通   キハ11-7 鳥羽行
松阪 10:59→11:40 亀山 918C 普通   キハ11-110 JR東海全線完乗
亀山 11:50→12:35 桑名 1330G 普通   クモハ313-3027 名古屋行

12:35 桑名駅


亀山でさらに普通列車に乗り継ぎ、桑名で下車。
ここからは、JR線を離れて、三重県内の私鉄路線の乗りつぶしです。
まず、当初の予定を書いておきましょう。

発駅 時刻 着駅 列番 種別 列車名 乗車車両 備考
西桑名 12:52→13:48 阿下喜 121 普通      
阿下喜   伊勢治田   徒歩      
伊勢治田 14:23→14:33 西藤原 31 普通      
西藤原 14:40→15:26 近鉄富田 44 普通      
近鉄富田 15:41→15:49 近鉄四日市 1465 普通      
近鉄四日市 16:03→16:30 湯の山温泉 1691 普通      
湯の山温泉 16:36→17:01 近鉄四日市 1692 普通      
近鉄四日市 17:13→17:21 西日野 1751 普通      
西日野 17:30→17:33 日永 1752 普通      
日永 17:35→17:47 内部 1743 普通      
内部 18:05→18:22 近鉄四日市 1840 普通      
近鉄四日市 18:59→19:55 名張 168 特急      


これで、


この5線を乗りつぶす壮大な計画です。
路線図で確かめてみましょう。


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こんな感じです。
……あれ、左下に一本、路線が残ってますね?

12:52 三岐鉄道北勢線 西桑名駅


話は戻って、三岐鉄道北勢線は、日本に残る数少ない特殊狭軌軌間762mm)の路線の一つです。2003年までは近鉄の路線でしたが、赤字の増大で廃止されそうになったところを、隣を走っている三岐線の親会社・三岐鉄道に合併され、現在、大規模な体質改善工事が進められており、乗客数も上向きに転じたとのこと。地方ローカル線には珍しく、見通しの明るい路線です。


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レールの幅が狭いので、車両も非常に小振りです。
一見すると、総武線の写真をアスペクト比間違えて縮小したように見えたり。


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内部は、普通の4列シート(通路の左右に2列ずつ)から、外側の1列ずつを取り除いたようなつくりになってます。普通の車両より、90センチくらい狭い勘定でしょうか。
レール幅が狭いので、どうしても車両が左右に揺てしまうのは仕方がない。


ていうか、この270系車両ってば、吊り掛け駆動ですよ。
グア――――――、といううなり声がステキ。
ちなみに、反対側の先頭車は200系といって、かつて垂直カルダン方式の電動車だったものを、電装解除したんだそうです。うーむ、レアタイプ。


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列車が西桑名を出たところで、まずは腹ごしらえ。
松阪駅で購入した「特上牛肉弁当」、1580円也。うーむ、しあわせ。


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ところで、特殊狭軌だと、軌間が狭すぎて、ATS地上子をレールの間に置くことができません。(正確に言うと、置くことはできても、左右にずらせず、上下列車で混信してしまうとか…)
そのため、北勢線では地上子は線路の右にあります。勿論、車上子も。


途中、東員駅で謎の車両交換が行われました。交換の結果、4両だったのが3両に。


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ここから路線は山の中へ入っていき、ほどなく阿下喜に到着です。

13:48 阿下喜駅


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終点・阿下喜駅は大幅なリニューアルを受けた様子で、ホームはピカピカ。駅舎も黒い木材で組まれ、リニューアルされたばかりのようです。
で、ふと出発信号機を見てみると……


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よーく見てください。三灯式信号の一番上、緑のランプが埋められてます。どうやら今のところ、北勢線の最高速度が45km/hに抑えられていることもあり、黄・赤の2灯のみで運用しているようです。


駅舎を出ると、広い駐車場の横を、太い道路へ出るための通路が延びているのですが……


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点字ブロックと白線を見る限り、明らかに旧プラットホームです。
改築に際して、駅舎を少し東へずらし、跡地に駅前広場でも計画中なんでしょうか。


さて、阿下喜から伊勢治田まで、およそ2kmを徒歩で移動です。
員弁川を渡ると道がやや上り坂になり、頂上付近で国道365号を横切ります。あとは、落ち着いた古い町並みをゆっくり歩いていくと、阿下喜行きの路線バスとすれ違いました。バス通りなのね。


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間もなく、踏切が目に入り、伊勢治田到着。いつのまにか列車発車の3分前になってました。危ない…。

14:20 三岐鉄道三岐線 伊勢治田駅


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駅ではすでに西藤原行きの列車が、対向列車を待っていました。
駅の横にはヤードが広がり、セメント専用の貨車やらホッパ車がひしめき合っています。いまだに貨物輸送が健在の路線。


上り列車が上りホームに到着するのを見届けると、西藤原行きはゆっくり動き出しました。



揺れねぇー!



さすが1067mmです。カルダン駆動です。ううむ、こんなにも違う。

14:33 西藤原駅


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終点の西藤原駅は、機関車と客車のような外観をしてました。ほかにも、機関車の保存車両があったり、庭園にナローゲージの線路が敷いてあったり(ウィステリア鉄道というらしい)、鉄道文化の保存につとめている感があります。
駅舎の中には、三岐線のミニチュアが置いてあったりして、時間があればいろいろ楽しめそう。


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でも、残念ながらこの日はウィステリア鉄道の運行はなく、人も少なめ。
我々も7分後の折り返し列車でとんぼ返りです。


列車は伊勢治田を出るあたりから、川沿いに開けた街中を走るようになります。
貨物輸送がメインだったこともあり、プラットホーム長に比べ、待避線がおそろしく長いのが特徴。


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旅客車両はすべて西武鉄道からのお下がりのようです。


列車が近鉄富田駅に着く直前、JR富田駅へ向かう線路が左に分岐していきます。かつてはJR富田が終着駅だったそうですが、近鉄富田にも接続させたら、近鉄の方が乗客が段違いに多く、結局すべての旅客列車が近鉄富田行きになってしまったという「いわく」があるそうです。


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その分岐点がここ。以前は三岐朝明(さんぎあさけ)という駅があったけれど、今は同名の信号場となっています。貨物列車は今でも左へ分岐して、JR富田へ向かう模様。レールの表面にうっすらと錆が浮いていました。


15:26、近鉄富田着。
41分発の普通白塚行きで、近鉄四日市まで移動です。ここでひといき。


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15:49 近鉄四日市駅


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近鉄四日市は10番線まであり*1四日市市の中心駅です。
1番線から6番線は高架駅で標準軌、9・10番線は地表にあり、これまた762mmのナローゲージと、とっても両極端。まずは、6番線から近鉄湯の山線に乗車することに。


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この頃、しめった風が吹き始め、あっという間に横殴りの豪雨になりました。夕立。


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湯の山線標準軌。ナロー(右)と比べてみると、軌間はじつにほぼ2倍です。


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▲(左)菰野駅 (右)中菰野


この路線も、国道に沿って走っているため、線路のまわりは住宅や駐車場が密集していて、とくに風光明媚というわけではなく、いたって普通の地方私鉄という感じ。それでも、終点の湯の山温泉駅は、いくらか山の入り口の雰囲気がありました。


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本当はここから少し奥に入ったところに、御在所ロープウェイという索道があるのですが、それを制覇していると日が沈んでも余りあるので、今回は見送り。とんぼ帰りです。
湯の山温泉での折り返し時間は6分しかありません。
即、きっぷを買ってUターン。湯の山温泉16:36発。


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この駅は撮らなきゃ嘘でしょう。うん

17:01 近鉄四日市駅


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およそ1時間ぶりに戻る近鉄四日市駅です。今度は一度改札を出て、地平の内部・八王子線ホームへ移動です。階段を上がったり下がったりして、2分ばかりの道のり。


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このホームはちょうど高架線の下にあり、まだ陽が高いにもかかわらず、薄暗い印象です。そんな中に、鮮やかな黄色の車体が、アスペクト比を間違えながら滑り込んできました。ここも、北勢線と同じ軌間762mmのナローゲージ


近鉄八王子線近鉄内部線は、どちらも列車が1時間に2本。両線は日永までの2駅を共有しているので、その区間だけは15分に1本です。八王子線に1編成、内部線に2編成、予備編成×2が在籍してる模様*2


とりあえず、先頭車両に陣取って四日市を出発。西日野まではわずか8分です。


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▲日永駅。直線方向が内部線、一番右の線路が八王子線。上りの内部線四日市行きと交換します。


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西日野駅は、1面1線の終端駅。券売機があり、線路の延長線上は自転車駐車場になっていました。
実はこの先、以前は伊勢八王子という駅まで2駅分の線路があったそうなんですが、川の築堤の上を走ってたため、水害に際して廃止されてしまったそうです。でもいまだに線名は八王子線


西日野は9分停車で折り返し。こんどは、日永で内部線の列車に乗り換えです。


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▲普段は学生さんの足になってるようです。

17:33 日永駅


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八王子線と内部線の分岐駅、日永に戻ってきました。
三角ホームをはさんで反対側、構内踏切を渡ったところが、内部方面のホームです。
内部行きが入線してしまうと踏切が閉まるので、その前に渡らなければいけません。急げー。


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あらためて、建築限界が小さいのがわかります。狭い…。


途中の泊駅で近鉄四日市行きの列車と交換をして(その列車が、日永で西日野行きと接続するわけです)、路地裏のような線路をゆっくり走り抜けると、すぐに終点の内部に着きます。線路の先端は国道一号線の陸橋にぶつかって終了。


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予定では、このまま折り返しの列車に乗って近鉄四日市まで戻ることになっています。

17:47 内部駅


ところで、さっき掲載した近鉄の路線図で、この付近に一本だけ乗り残しがあったのを覚えてるでしょうか。近鉄鈴鹿線です。
日没や帰還時間も勘案したところ、どうにも乗れそうもないので切り捨てたとこです。なんとなく中途半端で、なんとかならないものかなーと車内で路線図を眺めたりしていたのですが。
よく見ると……


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ん?
内部から平田町まで、一本の線が。
バスですか?
もしこれに乗ることができれば、もしかしたら鈴鹿線も制覇できるかもしれません。
期待にふくらむ胸をおさえながら、時刻表でシミュレートを繰り返しました。

  内部
内部
四日
市着
四日
市発
平田
町着
平田
町発
若松
若松
白子
白子
名張
最初の予定 17:47 18:05 18:22 18:59
19:10 19:11 19:55
新しい予定 17:47
?
路 線
バ ス
?
18:27 18:37 18:46 18:51 19:11 19:55
         
└→
18:42 18:53 19:00 19:06 19:11 19:55


結論から言うと、
17:47以降に内部を発車して、18:42までに平田町へ着けるバスがあれば、近鉄鈴鹿線にも乗れるよ!
ということがわかりました。
ぽなさんとさまざまな角度から検討した結果、バスの時刻を調べるのはホネなので、とりあえずバス停に行って、四日市行きの折り返し列車が発車する時刻(18:05)までにバスが来るなら乗りましょうという話に。
ドキドキしながらバス停へ行ってみると…。



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ちょうどいいバスがあった!
内部から平田町まではおよそ20分。少しばかり遅れて到着したバスに、無事乗ることができたのでした。ミラクル予定変更!

18:20 平田町駅


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平田町の駅は街中にあり、駅前も綺麗に整備されていました。
ホームに入ると、手入れの行き届いたツツジが満開。傾きかけた夕陽を浴びて、鮮やかな色が映えてます。


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標準軌の線路は、やっぱり乗り心地が良いのでした。

18:37 伊勢若松駅


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ふたたび近鉄名古屋線に戻ってきました。
これで、四日市地域のヒゲ線にあらかた乗れたことになります。
あとは、今晩も泊めていただくことになっている、ぽなさん家へと戻るだけです。


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この駅は特急が停まらないので、2つ先の白子まで移動して、難波行きの特急に乗り換えることにしています。ちょうど名古屋行き特急が通過して行ったけど、もう遠慮なしに最高速で走り抜けていきました。黄色い線の内側に居ても怖いくらい。


乗っていった普通列車は、白子駅で10分以上停車して、何本もの優等列車に抜かれます。やっぱりこの路線は、名阪接続が第一義ってことなんでしょうかね。

19:55 名張


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とっぷり日も暮れました。さあ、明日はうかべんです。

発駅 時刻 着駅 列番 種別 列車名 乗車車両 備考
西桑名 12:52→13:48 阿下喜 121 普通   277(西桑名→東員)
272(東員→阿下喜)
 
阿下喜   伊勢治田   徒歩      
伊勢治田 14:23→14:33 西藤原 31 普通   1802  
西藤原 14:40→15:26 近鉄富田 44 普通   801  
近鉄富田 15:41→15:49 近鉄四日市 1465 普通   2003  
近鉄四日市 16:03→16:30 湯の山温泉 1691 普通   1115  
湯の山温泉 16:36→17:01 近鉄四日市 1692 普通   1115  
近鉄四日市 17:13→17:21 西日野 1751 普通   163  
西日野 17:30→17:33 日永 1752 普通   264 近鉄四日市
日永 17:35→17:47 内部 1743 普通   161  
内部駅前 17:52→18:11 田町駅
-
バス     三重交通バス
平田町 18:27→18:37 伊勢若松 1872 普通   2108  
伊勢若松 18:46→18:51 白子 1843 普通   2904 伊勢中川行
白子 19:11→19:55 名張 168 特急   12048 近鉄難波行

*1:でも実際は8線。7・8番線は欠番。

*2:共通運用のようですが…。

旅行記(第43回)

近鉄鈴鹿線・平田町駅


5月4日(祝)に、大阪は難波で開催されるという「うかべん」にお誘いいただきました。幸いなことに休みが取れたので、喜び勇んで西へ旅立ったのでした。電車で。


うかべん関連の記述は→このへんにあります。
でも全部読んで貰えると小躍りして喜びそうな勢いです。


[5/10 14:00 追記] ようやく最後まで書きました。

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5月2日(水)

19:20 長野駅


この日は18:00まで仕事でした。
普段なら多少は残業などしてから帰るところを、きっかり18時に強制終了させて、荷物を手に長野駅へ急行です。
19:31発のしなの26号はすでに入線済み。GWの狭間なので、名古屋行きの最終列車にもかかわらず、指定に若干の余裕がある様子。翌朝の午前中のしなのが軒並み満席なのと比べると、ずいぶんな差です。


長野を出て10分、篠ノ井停車。
いきなり、下り列車が遅れているとかで、3分延発です。
ここから先は単線なので、相手が到着しないことには発車できないのです。


名古屋では、8分で新幹線に乗り換えなくてはいけません。
のぞみ159号の指定席を買ってあるので、後続の列車になってしまうのはできるだけ避けたいところ。
名古屋までに遅れを回復してくれることを祈りつつ、車内で買った幕の内で腹ごしらえとしましょう。


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「名古屋満載」 天むす、鶏めし、みそカツなど、幕の内型式で名古屋名物がいっぱい。1000円。


現在、定期列車のしなの号はすべて383系振り子車両で運行されています。
383系中央本線の組み合わせといえば、車酔いベストテンのトップスリーにも入ると言われており、これまでも撃沈されること数知れず。今日こそは、名古屋まで無事乗り通そうと決意。さて、その結果はというと……。


塩尻を過ぎたあたりで酔いました。前回にも増して弱い!*1


22:15。ちょうど千種の手前を走っていた頃に、衝撃の車内放送が。
「この列車は、名古屋でののぞみ159号との接続をとりやめます」


いきなりかーーー!!


「なお、指定席券をお持ちのお客様は、後続ののぞみ267号にお席を用意いたします」


あ、そういうことなの。良かった。
でも、この調子なら、なんとか当初の159号に乗り換えられそうな時間かな。

22:30 名古屋駅


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結局、名古屋には4分の延着。新幹線の発車まであと4分。
フラフラになりつつ、新幹線ホームを目指します。
…2分で着きました。うーむ、やっぱり慣れてる駅は早いぞ。


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当初の予定ののぞみ159号と、後続ののぞみ267号は、3分差の続行運転です。
3分差といえば、東海道新幹線ではほぼ再接近で走行しているということ。やっぱ、連休の狭間といえどもそれなりに客が居るってことなんでしょうかね。
17番線に入ってきた159号は700系。指定席は、ほとんど満席のようです。3列シートの一番窓際の席(A列)だったものだから、座るのにも一苦労です。


電波が3分とぎれると接続が解除されるはずのAIR-EDGEが、関ヶ原越えの間に一度も切れなかったということに、新幹線の速さを再認識したりしながら、何事もなく京都に定時着。
3分遅れでホームに入ってきた後続ののぞみ号は、なんと300系でした。そっちのが面白かったかも知れない…。


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23:10 京都駅


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ここで在来線に乗り換え。新快速で琵琶湖線を逆行し、草津駅草津線の最終に乗り換えです。
草津線といえば、私がJR西日本完乗を果たした路線。2005年10月以来の乗車です。
そんな私を待っていたのは…。


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初めて乗る、117系なのでありました!
なんというか、年代物です。車外も、車内も。
小春師匠にうかがったところ、最初期に新快速電車に使われていた大御所だということ。うん、今の世で乗せてもらえて光栄であります。


終点・柘植には、0:34分の到着予定です。

0:34 柘植駅


途中、貴生川でほとんどの人が降りた117系電車は、先頭車に私一人を乗せたまま、終点の柘植に定時到着しました。列車がホームに差し掛かり、無人であろう駅ホームをぼんやりと眺めていたら、いきなりホームに人が一人立ってこっちを見てます。かなりビックリ。


その人物の正体は、ぽなさん(id:ponapalt:20070505)でした。実は、柘植の駅で待ち合わせをさせていただいていたのですが、てっきり改札の外で待っているものだと思っていて…。
めでたく、ありえない時間にありえない場所で合流成功です。これができるから、鉄道はやめられない。


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発駅 時刻 着駅 列番 種別 列車名 乗車車両 備考
長野 19:31→22:26+4 名古屋 1026M 特急 ワイドビューしなの26号 サハ383-101  
名古屋 22:34→23:10 京都 159A 新幹線 のぞみ159号 727-405 新大阪行
京都 23:30→23:49 草津 3544M 新快速   サハ223-2202 野洲
草津 23:52→翌0:34 柘植 5396M 普通   クハ117-16  

1:30 ぽなさん家

先月に転居されたということで、今回はじめて新居に泊めていただくことになりました。

かなりいいとこです。マジで。翌日の予定を決めて、3:30就寝。

*1:前回は木曽福島まで持ちました。