9月14日(金)〜 3日目

0:20 幌延


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この駅はちょっと立ち寄っただけ。立派な駅舎を持ってます。
以前、南下沼駅が廃止される直前、駅が生きているうちに一目見ておこうと、幌延からタクシーで雪道を飛ばしてもらったのでした。ちょっとばかりノスタルジックな気分になってしまいつつ…。

0:40 南下沼駅跡


そんなわけで、2006年3月に廃止された南下沼駅の跡地に来てみた。訳ですが……


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|冫、) だーめ



(´・ω・`) にょろーん


3:40 兜沼駅


少し仮眠を取りながらゆっくりと北上。国道40号線からはずれ、線路沿いの県道を進みます。
空が綺麗に晴れてきたので、対向式の長いホームでカメラを空に向けました。


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オリオン座が低空に掲げられていました。


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4時を過ぎると、東の空がやわらかな紫色に染まり始め、朝が来ます。

4:30 勇知駅


朝霧が出始めました。最北端を感じさせる草原と朝焼けと霧が、限りなく幻想的。


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勇知から抜海に向かう県道は、直線でもアップダウンの激しい道です。
そんな地形を海からの霧が流れていきます。


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こういう霧のマジックがものすごく好き。

5:00 抜海駅


各駅停車の旅みたいになってきました。


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日本最北の木造駅舎です。


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間もなく日の出。

5:30 南稚内


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久しぶりの有人駅です。始発列車の改札までホームに入れないようになってます。
以前はここから天北線が分岐していたというのですが……。

5:40 稚内


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およそ2年半ぶりに訪ねる稚内駅は、特に何も変わった様子はありませんでした。
でも、特急利尻が定期運用でなくなった影響で、利尻の走らない日は、駅舎の開放時刻がだいぶ遅いようで、この日もまだ開いていませんでした。


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いつかここ泊まってみたいにゃー。

7:20 宗谷岬


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札幌を出てからほぼ24時間が経ち、ようやく最北端に到達です。
こんな早い時間でも、それなりに観光客が居てビックリ。
記念撮影をする人たちの合間を縫って、最北端の碑の足元で、新しく買ったレンズで遊んでみたり。


PHOTO (クリックで拡大)


最北端です。正真正銘。



(続く)

9月12日(水)〜 1日目

正式な休みの初日。下りの始発列車に乗って、まずは函館本線東山駅へ向かいます。東山駅駒ヶ岳付近の線路が二股になっている区間にあるので、列車を選ばないと降りることすらできませぬ。ただし、ほとんどの特急列車は東山駅を通過してくれる*1という特急街道です。
事前の下調べでは、駅に入る道がなく、道路から線路沿いに100メートルくらい歩かないとたどり着けない秘境駅という事になっていたので、わくわくしながら7時49分着。


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あれ? なんですかこの鉄の柵?


安全対策なんでしょうから、「やられた」って言うのは正しくないんでしょうが、まさにそんな感じでした。もうちょっと景観に配慮した対策……、まあマニアにそんな配慮する必要もないかー。残念。


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駒ヶ岳にはちょっと雲が掛かってました。


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スーパー北斗がちょっと通りますよ。


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快速列車も容赦なく通過します。


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蚊と蜘蛛を避けながらの撮影になりました。
昼前になって、やっと朝以来の普通列車が到着。いちど、函館方面へ戻ります。
11時42分、東山発。


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11:59 大沼公園駅


一旦、大沼公園まで戻り、あらためて札幌行きのスーパー北斗に乗り換えです。戻らないと乗れないのです。この列車は次の森駅を通過してくれるので。
ひまつぶしに大沼公園の駅前をぶらぶらしてたら、3人くらいに記念写真を撮ってくれと頼まれました。この駅をバックに写真を撮るとなんか良いことあるんですか。12時36分大沼公園発。

発駅 時刻 着駅 列番 種別 列車名 乗車車両 備考
函館 6:06→6:41 大沼 5881D 普通   キハ40 836 森行
大沼 7:30→7:49 東山 821D 普通   キハ40 810 長万部
東山 11:42→11:59 大沼公園 4832D 普通   キハ40 1792 函館行
大沼公園 12:36→13:49 洞爺 5009D 特急 スーパー北斗9号   函館行
洞爺 14:37→15:03 小幌 478D 普通   キハ150-108 長万部

15:03 小幌駅


こんどは洞爺駅で乗り換え。ふたたび折り返して、小幌駅へ向かいます。
洞爺駅は洞爺湖サミット決定で盛り上がっ…、てるかと思ったら普通に静かでした。


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噴火湾沿いにごとごと走ること30分弱。
史上最強の秘境駅とまで謳われる、小幌駅に到着。


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うーん、さすが。
人っ子一人いません。
30m程度の簡素なホームの前後はトンネルでふさがれているので、閉塞感とか抜群です。
ホームは向かい合わせになっていて、行き来するには線路を渡るしかありません。一応踏み切りあるけど。
複線区間なので多少の広さはありますが、そのかわり列車がばんばん通過できます。


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どんどん


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列車が


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通過します。


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ジョイトレも


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普通列車


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通過します。

ワンポイントアドバイス


小幌駅は普通の駅とは違う駅です。
訪問する際に知っておくと便利なことがいくつもあります。
それをまとめてみました。

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これさえ知ってればあなたも小幌駅マスター!

  • 列車が接近してくると、トンネルからディーゼルの煙が流れ出てきます。煙いです。
  • 猛烈な風が吹き始めます。
  • 動画を撮ろうと思って立てておいた三脚が倒れます。
  • デジカメが壊れます。

…気をつけましょう。この駅の風速はハンパないです。小さい三脚などゴミのように吹き飛びます。

18:09 小幌駅


デジカメを壊してしまったショックを引きずりつつも、今日の下り最終列車に乗り込み、闇に沈みつつある小幌駅を見送りました。
当初の予定では、洞爺で北斗19号に乗り換えてそのまま札幌に着く予定だったのですが、それだと札幌着が21時31分。札幌のヨドバシカメラで壊れたカメラの代わりを見たかったので、もう少し早く着けるかなー、むりかなー、と時刻表とにらめっこしてたら、いい列車を発見。
普通列車東室蘭まで出てしまえば、すずらんに乗れるのですね。


(変更前)小幌18:09→18:35洞爺19:40→(北斗19号)→21:31札幌
(変更後)小幌18:09→19:21東室蘭19:29→(すずらん9号)→20:58札幌


東室蘭で、北斗の指定券をすずらんに変えてもらわないといけないので、大急ぎでみどりの窓口へ。再度ホームに降りたときにはすでに入線してました。危ない危ない。

20:58 札幌駅


あれ、そういえば今日の宿とか全然考えてないや。


ちょうどこの日何かの学会が開催されていたらしく、ビジホはどこまでも満室。途方に暮れていると、ヨドバシの店員さんがネカフェを紹介してくれました。いそいそと9時間パックでチェックイン。


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*1:上りで機関車牽引の特急列車だけ、駒ヶ岳の東側の別線を通ることになっています。

旅行記(第45回)

室蘭本線・小幌駅


今年度の長期休みは、9月12日から23日までの12日間でした。
毎年貰える規定の休み9日+祝日1日+有給2日という贅沢です。
というわけで、ずーっと行きたかった北海道の元仮乗降場たちを訪ねてきました。


しかし、楽しいはずの旅行がこんなことになるとは………!


(現在執筆中:3日目の朝

9月11日(火)〜 0日目

長期休みの前日に明け勤務(午前中に上がれる)を入れておくのも恒例に。きっかり午前8時に帰り、仮眠もせずに荷物の支度に取りかかります。なんで前日までにやっておかなかったんでしょうね。

予定は前日までに組んでありまして、今日中に函館に着ければOK。逆算していくと、自宅(長野)を出発するデッドラインが求まります。それが長野発14時25分
ただ、今回は途中の乗換駅・大宮で途中下車をして、新しくカメラのレンズを購入したいと考えていたので、一本前の長野発13時45分に焦点を合わせました。あたふたと荷物をまとめ終え、汗だくになったシャツを着替え、一路長野駅へ。


…アレ? きっぷが無いぞ?


それもそのはず、シャツを替えたときに胸ポッケに入ってたきっぷ袋を落として来た模様。この時点で13:45発はムリ。すでに慌てても仕方ない情況なので、ゆっくり自宅に戻ってきっぷを探す。あった。


ノートPCのACアダプタとか一切合切もあった。


教訓:準備は落ち着いてやりましょう。

15:47 大宮


結局、一本後の14時25分長野発あさま530号に乗ることになったわたくし。
しかしその列車でも、大宮の乗り換えで35分の猶予があることがわかり、買い物を決行です。
ビックとヨドバシがあるらしいので、とりあえず近そうなビックに駆け込む。外は雨が降り出していました。


すんなり発見。


http://www.tokina.co.jp/atx/atx165pro-dx.html


店員の親切なおじいさんにいろいろ教えて貰いました。これから北海道へ飛ぶんですって言ったら、がんばってこいよーと檄を飛ばされましたよ。「広角は高所から! 空を開けるな!」って。

そして一路北へ。大宮を出たとき濡れていた窓は、宇都宮のあたりで乾いていました。


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21:54 函館駅


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予定通り、今夜の宿泊地・函館に到着。
駅から徒歩2分の東横インにチェックインし、荷物を置いてすぐに食事を求め外出。
友達に勧められ、長谷川ストアー(ハセスト)の焼き鳥弁当を探すことにしました。どうやら、焼き鳥のくせに豚肉らしい。


潮の匂いただよう中、本州とはうって変わった涼しさを感じながら歩きます。
ハセストがセイコーマートチェーンに弁当を卸しているという話を聞き、とりあえず近くのセイコーマートへ向かうも、現品はなし。店員さんに聞いてみたところ、焼き鳥弁当はハセストに行かないと売ってないとか。
近くのハセストを教えてもらったお礼に、明太子スパゲティを買って店を出ます。ハセストまで徒歩15分。
函館市電も静まりかえっています。


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たまにクルマが走るだけの、オレンジ色の街灯に照らされた街を、10分、20分と歩き続け……


あれ、ここはどこ?


異人館みたいなのがいっぱい並ぶ地域に来てしまい、ハセストのハの字も見つかりません。
セイコーマートの店員さんが、ヨットハーバーの方って言ってたのを思い出して、潮の香りをたよりに方向転換。不安いっぱいのまましばし歩くと、水辺に出ました。周囲は人っ子一人無し。あ、対岸の灯りが綺麗。


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ふと後ろを見ると…、やっと見つけました。長谷川ストアー。


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23:15


(´・ω・`)

発駅 時刻 着駅 列番 種別 列車名 乗車車両 備考
長野 14:25→15:47 大宮 530E 新幹線 あさま530号 E225-15 東京行
大宮 16:22→18:55 八戸 3025B 新幹線 はやて25号 E226-1411  
八戸 19:02→21:54 函館 4025M 特急 スーパー白鳥25号 クロハ789-103  

9月13日(木)〜 2日目


ネカフェのリクライニングベッドで眠るも、やっぱり背中の調子がよろしくない。首を左右に振りながら、札幌駅前の駅レンタカー事務所に向かいます。午前8時から48時間でのレンタル。
まずは札幌ICから、一路道央道を北東へ。一足早い秋の日差しの下で赤とんぼが舞っています。

10:00 東六線駅


農道の踏切の脇にぽつんとある小さな駅。
ここをスーパー宗谷が130km/hで通過するというので、寄ってみました。
1日に4往復しかないので、きちんと時間を計算しないといけません。


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10:16頃、スーパー宗谷2号が通過。


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そういえばキハ261系の先頭部は前が見られるようになってるのですね。
スーパー宗谷2号は、次の停車駅・和寒でスーパー宗谷1号と交換をします。
10:23頃、スーパー宗谷1号が通過。


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この後は当分列車がありません。
いくつか秘境駅を巡りたいと思っていたので、一通り撮影を済ませて出発です。

12:00 北剣淵駅


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北剣淵駅は、東六線の二つ北にある無人駅です。
ここも似たような板張りホームが一本だけ。前後を防風林に挟まれたちょっと寂しめの駅。


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小さな駅舎があります。1984年(もちろん国鉄時代)の落書きがくっきり残っていて、微妙に感動。


ところで通過列車ですが…
駅に着いた直後にいきなり踏切が鳴りはじめて、あれよあれよという間に快速が通過していきました。
写真はありません。以上。
(´・ω・`)

14:10 瑞穂駅


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宗谷本線の要衝、名寄から南に12キロの地点にある無人駅、瑞穂駅は、花に囲まれていました。


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地元の寄付で作られたという自転車置き場の隣にある駅舎には、駅ノートが……


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まったりDRerさんだ!
以前からかなりファンなのでとても嬉しい。
このあと、快速なよろ8号の通過を動画で撮影し、さらに北へ。

15:10 南美深駅


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名寄を過ぎ、いっそう列車の少ない区間へと入りました。
ここまで北に来てしまうと、日中に撮れる列車はほとんど残っていません。
数少ない日中特急の一本、特急サロベツの通過を待ちます。


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駅舎は改装中なのか、ハシゴがかかってました。でも人の気配はなし。


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そして特急サロベツ通過。
陽も傾いてきて、特急の運んできた風が冷たいのです。
しばらく列車もないので、宗谷本線から少々寄り道をして、1985年に廃止された美幸線跡を辿ることにしました。

16:25 東美深駅跡


美幸線は、かつて日本一の赤字路線と呼ばれ、当時の美深町長の必死の宣伝も実らず、美深から北見枝幸までの道半ばにして廃止された路線です。廃止時は、美深―東美深―辺渓(ぺんけ)―仁宇布(にうぷ)の4駅が存在していました。
現在、辺渓までの廃線跡は、徹底的に整地され、区画整理されてしまったので、痕跡はまったく残っていないと言われています。
しかしよく見れば少しぐらい何かあるんじゃないかな、という期待を胸に、現地へ行ってみると――


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やっぱ、ないです。


徹底的に畑にされているので、奥の林の木の茂り具合くらいしか判断材料がありません。場所は、川にかかる橋と交差点の位置関係から、それなりに正確にわかっているのですが。
迫り来る夕暮れに背を向けるように、次の辺渓駅跡へ。

16:45 辺渓駅跡


辺渓駅は、沿線の道路から見てやや奥にあって、その付近は灌木と低木の茂みのようになっています。やっぱり、見た限り駅の跡は確認できないのですが…


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謎の構造物が。


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んー、トイレのタイルに見えるけど、辺渓駅にはトイレなんか無かったんじゃないかなー。
とりあえず、左の写真の構造物は本当にコンクリート橋梁跡のようです。昔、ここに線路があった。


辺渓を離れ、さらに仁宇布方面に走っていくと…。


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国道の北を走っていた線路が、国道をアンダーパスして南側に出ます。
これがその位置。国道は、写真の左上にちらっと見える車の高さを、左右に走っています。
その手前の、一面葉っぱが茂っている面を、右手前に向かって線路が抜けてきていたものと思われます。
真後ろを見ると、草原がはるか彼方へ向かって延びていました。


このあたりを過ぎると、今までの見つからなさはどこへ、そこら中が遺構だらけになります。


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▲名称不明の橋付近より。


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▲第四仁宇布橋より。


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▲緑線橋より。今はまっすぐな道路橋が架かっているが、かつてはこの下を線路が潜っていた


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▲第二仁宇布橋より。わかるような、わからないような…


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さらに進んでいくと、急に周囲が開けて駐車場が現れます。その横には、トロッコ王国美深の折り返し地点が。
17:30を過ぎ、人の気配はありません。


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▲第一仁宇布橋より。現役です。昼間ならトロッコがゴトゴト走るはずなのですが…。

17:50 仁宇布駅跡


美幸線の終点にたどり着きました。
本当はこの先も建設が進んでいたんですが、ひとまず先行開業したのがこの駅まで。
この先が開業することはありませんでした。


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当時の駅名標が残っていたり、


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謎のサハネ581が留置されていたりするのは、けっこう有名です。
しかしこのあたりで日没タイムアウト。トロッコ王国は明日再訪することにして、ひとまず下山です。
ふたたび宗谷本線沿線に出たのち、さらに北上。目指すのは……

21:20 糠南駅


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天塩川沿いに北上を続け、たどり着いたのは糠南駅。稚内まで80キロの距離です。
この駅に停まる終列車は、18時台に出てしまっているので、駅の機能としては翌朝まで眠り続けるのですが、線路はまだ起きています。この後、スーパー宗谷3号が通過します。
右端に見える物置が実は駅舎です。知らなかったら扉を開けようとも思わないですね。この中で駅寝をした猛者もけっこう居るようですが、私はちょっとそんな度胸はありません。


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駅の付近に踏み切りがあり、そこから眺めた糠南駅。たよりないほどに小さく見えます。
そして21:30頃、お目当てのスーパー宗谷3号が通過。動画からのキャプチャなのでちょっと荒いですが…。
今日は、臨時列車に格下げになった夜行特急「はなたび利尻」の運転日ではないので、宗谷本線の列車はこれで終了です。
美深に戻って翌日のトロッコに備えるか、せっかくだから最北端まで行ってしまうか。
ちょっと迷いましたが、道路沿いにある小駅を訪ねながら、北へ向かうことにしました。

22:50 問寒別駅


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糠南駅から国道40号線に戻る途中、カーナビで駅が目に入ったので、寄ってみたところ、駅舎が貨車でしたよ!


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クルマの上向きライトを背にして写真を撮ったら、駅舎正面の防風林に大きな影が映りました。かなり怖い。

23:30 南幌延駅


さらに北へ。
路肩の位置を示す矢印が頭上で赤く点滅しているのを除けば、本当に真っ暗な国道を走っていると、たとえ線路が道路に寄り添っていても簡単には気づきません。退屈な暗い闇を突き進んでいる途中、突然それは現れました。


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( ゜Д゜)


まるちぷるたいたんぱー!!


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煌々と照らされる線路を、作業員さんが動き回っていました。
幸い、現場責任者と思しき方とお話ができました。今晩は雄信内から幌延までの区間を保線するとのこと。
宗谷本線全体を保線するには一ヶ月以上かかるとか、旭川付近で作業をすると苦情が殺到するとか、面白い話をいろいろ聞かせていただきました。
宗谷本線は「はなたび利尻」が走らない日に保線をしているそうで、明日(金曜)はまた別の所に出張だよ、と笑っておられました。


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マルタイが去った後、南幌延駅は静寂に包まれました。これまでの駅よりも余計に静かな気がしました。