5月4日(祝)

この日の午前1:30頃になって、ぽなさん家にFA-Xさんが合流。出発に備えて、早々に就寝です。
7:00起床。犬の散歩で早朝の公園を歩き、山の空気を満喫です。うーん、いいとこだ。
朝食を済ませ、車で名張駅へ。8:48発の上本町行き特急の指定券をすべりこみで確保しました。昨日の疲れが残っていたのか、乗換駅の鶴橋に着くまで爆睡してたような気がします。
鶴橋で普通列車に乗り換えて、9:47近鉄難波着。うかべん参加者の方々との待ち合わせ場所へ向かいます。

発駅 時刻 着駅 列番 種別 列車名 乗車車両 備考
名張 8:48→9:39 鶴橋 704 特急   12553 上本町行
鶴橋 9:37+3→9:43 近鉄難波 3930 快速急行   9722  

10:00 なんばOCAT地下


集合場所にはすでに数人が集まっていました。
とりあえず、まだ全員ではないものの、お互い自己紹介です。
最終的には10人ほどになったので、とりあえず席を確保しようということで、近くのサイゼリヤへ移動しました。


サイゼリヤでは窓際の席を一列確保。ドリンクバーと甘いものを頼み、とりあえず雑談モード。隣はFA-Xさんとぽなさん、正面にうねね〜畝傍さん、はす向かいにjumeiさんといとうべん太さんという布陣となりました。
この中ではjumeiさんと初顔合わせです。ゴメンナサイ、マジ緊張してあんまりお話できませんでした…。次の機会には、是非。


サイゼリアに居る間に、小春師匠、生駒精華さん、zerodivideさん、智犬さんが合流。パソコンやらPDAやら持った団体が、窓際の席からあふれ出す事態に。
結局、そのまま昼過ぎまで居座り、軽く昼食を取ってから店を出ました。
……ちなみに、余談ですが、全員めがねっ子でした。ビックリ。

12:45 大阪市立難波市民学習センター 第一研修室


開場は、いわゆるミーティングルームとでもいう100平米ほどの小さな部屋で、椅子の数は50弱。
とりあえず、真ん中の前の方に席を確保しました。近眼のせいで昔から席は前と決めてるのです。
そして受付で受け取った名札に名前を記入。


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小ネタ。気づいた方は一人でした。

13:30 開幕


久しぶりに会えたTJさんにご挨拶したり、なんか@関西側でご挨拶できなかった電波さんにワビを入れたり、芝やんさんにデスクトップ罠の件謝罪と賠syご挨拶させていただいたり、近くに座られたにせねこさんと初めてのご挨拶をしたり、FA-Xさんを岡山から名張まで拉致した張本人であるところの青いの氏の体調の心配をしたりしているうちに、開幕時刻が近づいてきました。
この頃には、すでに机が足りなくなっているようで、部屋の後ろに椅子だけを並べて着席されてる方もいらっしゃいました。運営側の嬉しい悲鳴が響きます。
さ、それでは開幕しましょうか、という時間になって、御堂筋線が人身事故で止まっているというニュースが入りました。由月さんら幾人かが足止めを食らってしまっている模様。なんでまたこんなときに!


そのほかは特に混乱もなく、ぽな所長・駅長さん・さとーさんのプレゼンは無事終了。どなたも難しいテーマを、非常にわかりやすく説明されていました。駅長さんには休憩時間に補足説明までして頂きました。有り難うございます。
そのあと、うねね〜畝傍さんと葵さんをパネリストに迎えてディスカッションが行われました。テーマは「ゴーストの理想のシステム」。私は特に発言しませんでしたが、いろいろ考えさせられることもありました。例えば、

  • 具体的に言うなら、ゴースト作成のためのIDEやデバッガがあると便利。うちのゴーストはすべて文系のSHIORIを使っていますが、例えば、ブレークポイントを設定して、その場所で出力候補になっている単語を一覧表示したり、変数をリアルタイムで書き換えたりができると開発効率は大きく上がると思います。とくに私のように、小手先でコードをいじって先にシステムを組みたがるタイプの人間にはとても有り難い機能になりそうです。
  • 抽象的に言うなら、ゴーストデベロパが、できるだけ労力をかけずに作りたいゴーストを作れる環境が良いのだと思います。条件分岐もイベントドリブンもさくらスクリプトも、場合によってはセリフをキー入力することさえも、ユーザが思い浮かべたゴーストを現実にするための道具とはいえ、使わないで実現できるならそれにこしたことはないと考えます。いわば「必要悪」のこれらを極限まで意識させないでゴーストを作れるようになるのが理想ではないでしょうか。


まあ、どちらにせよ、そのような開発環境を作るコストと、それにより生産しうる結果のバランスが、今の開発環境の位置づけを決めているのだと思いますが。

16:30 閉幕


中身の濃い議論が続くうちに、あっという間に閉幕の時間がやってきてしまいました。次は懇親会です。予定ではお酒の入らない会になる予定だったけれど、参加人数が30人弱までふくれあがり、開場が同ビルのビヤホールしか取れそうもないということで、急遽予定変更。


こちらの席では、隣に犬死朗さん、正面には283氏、NOB氏など、そうそうたるメンバーに囲まれてヒヤヒヤものでありました。でもみなさん優しく、楽しい時間を過ごすことができました。
そのうち自己紹介タイムとなり、初めての人も多いこの席のこと、興味深く皆さんの話を聞いていたのですが…。
だいぶ遠くに座られていたそぼろ(仮)氏が、話の途中で取り出した紙を見て、氏の正体が画伯氏だと知り、つい叫んでしまいました。「サインください!」


このあと、実際にサインをいただきました。30秒くらいで描き上げられたせりこXPは、宝物にします。


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19:00 カラオケボックス


懇親会が終了しても、まだ19時。
私はこのあと23時過ぎまで大阪で時間を潰す予定なので、ここで解散してしまっては勿体ない。
同じ考えの人も多かったらしく、1時間ほどだべって解散する喫茶店組と、2時間ほど熱唱するカラオケボックス組という2つの2次会組が結成されました。ぽなさんやFA-Xさんは喫茶店組に行かれたのでここでサヨナラです。私はカラオケボックス組に入りました。由月さん・そぼろ(仮)さん・葵さん・ししゃもさん・智犬さん・zerodivideさん・私の7人。


GWの始めにNHK-FMで流れて大反響を呼んだ(?)「創聖のアクエリオン」あたりを筆頭に、ごく当たり前のようにアニメソング縛りで進行していきました。私は少ないレパートリーの中から、「月蝕グランギニョル」「READY STEADY GO」などを選んで歌いました。最後に歌ったのはもう1年前ぐらいでしたが、その時よりも3度上まで地声で出るようになっていて、ビックリです。(すぐに嗄れましたが…)


2時間歌って、21時半ごろにお開き。外はようやく涼しくなっていました。

22:00 梅田のとある飲み屋


カラオケ終了後もまだ時間が余っていた私。
地元在住の葵氏とそぼろ(仮)氏が、梅田で串カツ屋を案内してくださるということに。


しかし、今日はGWのまっただ中。
22時過ぎには、ほとんどの串カツ屋が店を閉めていました。
15分ばかし歩き回って、やっと見つけた店に入り、ビールと揚げ物を注文。うん、美味い。
ソースはオタフクでした。さっすが〜。
ここでは大阪トークや仕事トークで盛り上がりました。あと、モバイル機器とかの話題も。


今回入った店は、串カツ屋というよりも串揚げ屋に近かったようで、お二人はやや満足してなさそうな雰囲気でした。こんど訪阪するときは、昼間から本場の店で食い倒れましょうと約束して、23時過ぎにお別れしました。

23:20 大阪駅


さて、そろそろ長野に帰らなくてはいけません。
行きは中央本線東海道新幹線を使って、太平洋回りでしたが、帰りに乗るのは急行きたぐに北陸本線経由・日本海回りの夜行急行列車です。
わざわざ行きと帰りで別のルートを通るのにはちゃんと理由があります。JR線は往復できっぷを買う*1と運賃が1割引になりますが、これは片道601キロ以上の場合に限ります。長野→大阪(441.2km)では、距離が足りません。片道は7,140円で、往復だと運賃は14,280円になります。今回は、行きは長野→京都、帰りが大阪→長野なので、それぞれを別に買うと、6,300+7,140=13,440円。
さて、一方で、長野→名古屋→(山科)→(湖西線)→敦賀直江津→長野と、ループを描くように一本の片道切符を作ると、883.9kmで11,030円。ループから外れている、大阪→山科の乗車券(820円)を追加しても、合計で11,850円。差額は1,590円にもなります。*2なぜこんなに差が付くかというと、JRの運賃制度は遠距離逓減制といって、距離が長くなればなるほど、キロ当たりの運賃が安くなるように設定されているからです。そのせいで、出来るだけ長い片道きっぷを1枚作った方が、短い片道きっぷを2枚作るよりも割安になるわけです。覚えておいて損はないですよ、コレ。


まあ、いろいろ小難しい説明をしましたが、正直なところ、こういう乗り方をする一番の理由は行きと帰りで違う線に乗れてうれしいからなんですけどね。


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大阪駅の10番線には、すでにきたぐに号の583系が入線していました。かつて、国鉄で夜行列車が大量に運行されていた時代に、電化路線を昼夜問わず走る特急列車として活躍していたこの583系ですが、今ではこの列車でしか見ることができなくなりました。


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普通座席(直角クロスシート)やグリーン座席車も連結されていますが、やはり夜行といえば寝台車。有名なのはいわゆる電車3段式B寝台ですね。それはもうものすごく狭いのですが、その中でもパン下中段といって、パンタグラフの下だけはスペースの都合で寝台を3段にできないため、中段が広いつくりになっているのがマニアには有名だったりします。


しかし今回は、それに輪を掛けて珍種である*3電車2段式A寝台下段を確保しました。急行料金は頭打ちの1,260円ですが、寝台料金は10,500円。なんか間違ってる気もしますが、これでいいんです。これで。


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下段寝台はほとんど埋まっているようでした。ベッドは広々としており、さすがA寝台。枕元でノートPCを開いてもまったく狭さを感じません。


23:27、定刻に大阪を発車。ベッドの上で荷物を整理していると、カーテンの向こうから声をかけてくる人が。
「あの、そこ私たちの寝台なんですけど」
げ、もしかして私、間違えた?


ドキドキしながらカーテンを開けて、その人の寝台券を見ると、



5月 3日 (23:27発)



昨日だよ!!



心情は察するに余りあるのですが、車掌さんに相談するようアドバイスして、お引き取り願いました。初老のご夫婦でしたが、あのあとどうなったんでしょうか…。


京都で停車中に購入した水で酔った身体を潤しながら、ぼんやりと外を眺めているうちに、いつの間にか眠ってしまいました。

*1:行きも帰りも全く同じルートを使う

*2:大阪→山科の乗車券を、さらに大阪→京都と京都→山科に分割すると、さらに100円安くなったりします。

*3:3段式B寝台の改造車。583系の定期列車としては唯一無二のA寝台導入例だそうです。参考:Wikipedia:きたぐに (列車)