平成十九年新潟中越沖地震

16日は海の日で休み。
何となく朝早く目が覚めたので、掃除などを済ませて、さて朝飯にしようかな…というときになって、突然建物が揺れました。
長野には2年あまり住んでましたが、こんなに揺れたのは初めて。周囲の地盤が固いと思っていただけに、ちょっと驚きでありました。
気象庁の発表によれば長野市は市内の戸隠で震度5弱(旧戸隠村)、市内中央部は震度4だったようです。幸い、棚の物が落ちたり、ライフラインが寸断されたりということはなく、事なきを得ました。
この地震で亡くなられた方にお悔やみ申し上げます。また、怪我をされた方、家財等に被害を受けられた方に、お見舞い申し上げます。


揺れの後、ぼんやりしていても仕方ないので、とりあえず自主出勤をして情報収集などをしていると、14時頃にテレビで見覚えのある風景が。

地震・青海川駅付近の土砂崩れ現場
時事通信社


マジですか!
青海川といえば、裏日本の幹線である信越本線の駅です。ここが寸断されたとなると、旅客だけでなく貨物輸送にも甚大な影響が出てしまいます*1。ただ、直接巻き込まれた列車はありませんでした。崩れた土砂が明らかに海まで届いているので、下手したら大事故になっていたかも…。
駅の裏手、高さ数十メートルの崖の上には民家があり、そこの住民の方々は避難生活を強いられているようです。出来るだけ早い安全確保が望まれるところです。


さて、一方で青海川駅、は日本海に一番近い駅として名を馳せた駅でもあります。実際、駅に停車している列車の窓からは、ホームの駅名標の向こうに広がる日本海を眺めることができ、昔からさまざまな人が訪れている駅でした。
昨年の9月に、青海川を通過する急行きたぐにを撮影しに行ったことがあったので、そのときの写真をもとにしてひとつ青海川特集でも。
(クリックすると大きな写真が開きます)


青海川は、国道から見下ろすとこんな感じの駅。

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駅は左下にあるけど、右上の曲がった道路を経由して降りていかなければたどり着けません。


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ホームの目の前には海が。


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国道は集落のある谷間をショートカットしています。


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男性専用車両


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ホームから左右を見る。(左)長岡方面(右)直江津方面


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駅舎。
崖の上に民家が見えますね…。


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駅舎内はがらんとしています。駅ノート装備。


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下りホームの直下はわずかな岩場があり、その向こうはもう海です。


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朝の早い時間帯には、旅客列車よりも貨物列車の方が頻繁に通る。


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磯釣り客がよく訪れます。


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ホームの直江津寄り。このへんが土砂崩れの現場だと思う。


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崖に囲まれた駅。


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海と朝焼け。


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6時半を過ぎて、明るくなってきまし。


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お目当ての列車の通過時刻が近づいたので、岡の上に移動。


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間もなく、急行「きたぐに」が通過。


…この日はこのあと、ほくほく線全駅撮影に向かったのでした。
そのあたりのことはまたいつかね!

*1:こういう時に備えて、フェリー代替輸送の契約が結ばれているそうですが。