早稲田大学   関東学院大学
31 FULL TIME 19
5 T 3
3 C 2
0 PG 0
0 DG 0



全国大学ラグビー選手権は大方の下馬評通り早稲田の優勝で幕を閉じました。以下感想。


(一回戦は放送が無かったので別として)全部の試合を見てきたが、今年の早稲田の強さはフォワードの強さ、身のこなし(なかなか膝を突かない)と各選手の臨機応変さと言えるか。
準決勝までの試合では、一度も「これは負けるかも」と思わせる瞬間が無かったのは流石。
しかし接戦になった時の勝負強さ(肉体的・精神的両方)に不安が残っていた。関東学院との決勝は、力の差は明らかとは言えギリギリの攻防になるのは目に見えていたし。
果たして、前半で大きな差が付く事は無く、後半早々に逆転を許した。今選手権で早稲田が相手にリードを許すのは始めて(…だったと思う。リーグ戦だと一度先制されてたっけ。)


というわけでこの試合で見るべき点は、強い相手のプレッシャーをはねのけて自分のペースを作れるか、ところにあったと思う。後半15分からの早稲田の戦いぶりは、“一度劣勢になったらそのまま崩れるのではないか”という不安を払拭してくれた。それだけ自らのプレイへの信頼感が確立していたという事だろう。


ところで今シーズンの早稲田ラグビーを見ていて感じるのは、再びUltimate Crashをスローガンに掲げたにも関わらず、最後の最後で失点をするパターンが多かったこと。特にラストトライを相手に許すパターンが多く、次の試合への繋がりという点から見ればよろしくない。
勝ちがほぼ手中に収まった時に意気が下がるのは人間なら仕方ないが、そこから更に相手を圧倒する様でなければ、次の日本選手権で強いチームと当たったときに底力を見せることは出来ないだろう。そう考えると、関東学院の戦いぶりは天晴れだった。


最後に。
早稲田、優勝おめでとう。


荒ぶる吹雪の逆巻くなかに
球蹴る我等は銀塊くだく
早稲田のラグビーは斯界になびき
いざゆけ我等がラグビーワセダ
ラ ラ ワセダ ラ ラ ワセダ
ラ ラ ラ ラ ワセダ