2月9日(金)
5:20 起床
旅行中の朝は早いです。もう、これでもかってぐらいに。
とりあえず予定を組むときは始発から組み始めるのが定石になっています。
東横インでは午前7時から無料の朝食サービスがありますが、それを利用できたのはほんの数えるほどしかないくらいです。
だって早起きしないとその分列車に乗れないんだもの。
5:40にホテルを出発してほどなく一ノ関駅へ。
駅前はまだ静まりかえってますが、駅舎には始発列車を待つ人たちが居ました。
でもこれはどうかと思うんだ。
6:18 石越駅
一ノ関は岩手県の南端にあり、さらに南下して宮城県に入ったあたりに、石越駅があります。
くりはら田園鉄道は石越駅から西へ、細倉マインパーク前までの25.7kmを走っているローカル私鉄で、2007年3月末をもって廃止されることが決定しています。
まだ辺りは暗く、石越から乗ったのは私一人でした。
車内の床は板張りで、木製布張りのクロスシートには大きな折りたたみ式テーブルが備え付けられ、数人でピクニック気分が味わえそうなつくり。窓も開きます。
写真もあまり撮る気になれず、ぼんやりと窓の外を眺めて過ごしました。
途中、くりでんは東北新幹線と直角にアンダークロスします。ここに駅が出来ていたら廃線は免れたかもしれないとは、横見先生の弁。実際、どうなんでしょうかね…。
若柳・沢辺・栗駒と、3つの有人駅でタブレットを交換していきます。
ここでは運転士さんと駅員さんが直接に交換。
途中から、少しずつ学生が乗ってきました。朝練にちょうどいい時間って感じでしょうか。
終点の一つ手前、鶯沢工業高校前駅で降りていきました。(わかりやす!)
終点の細倉マインパーク前で降りたのは私だけ。
折り返し列車には、やはり学生が一人二人乗ってきました。
来年度からはどうするんだろうなぁ…、とか考えてしまいます。*1
5分後の折り返し列車で、石越まで戻ることにしました。
たぶんこれが最後の乗車になるんだなー、とか漠然と考えながら。
少しずつ周りも明るくなってきたのでカメラを取り出してみる。
栗駒駅。なんか線路が規格外の曲がり方をしてるような…。
同じく栗駒駅。くりでんでも、腕木式信号が現役です。
くりでんは非電化路線です。が、架線柱がある…。
実は1995年までは電化されてたのでした。それまでは、「栗原電鉄」を略して「くりでん」だったそうですが、非電化をきっかけに社名を「くりはら田園鉄道」に変えたそうです。同じ略称になるよーにという配慮でしょうかね。
沢辺駅の場内信号機。腕木が斜め、つまり進行です。
向こうには対向列車が。
少しずつ地元の人が乗ってきました。しかし終点の石越までは行かず、2つ手前の若柳で降りてしまいました。この地域の中心はもしかしたら若柳なのかも。
くりでんは定刻に石越に到着。
名残を惜しむ間もなく、4分後の一ノ関行に乗り換えです。
発駅 | 時刻 | 着駅 | 列番 | 種別 | 列車名 | 乗車車両 | 備考 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
一ノ関 | 5:57→6:18 | 石越 | 520M | 普通 | サハ700-1004 | 岩沼行 | |
石越 | 6:26→7:13 | 細倉マイン前*2 | 1 | 普通 | 953 | ||
細倉マイン前 | 7:18→8:02 | 石越 | 4 | 普通 | 953 | ||
石越 | 8:06→8:30 | 一ノ関 | 523M | 普通 | サハ700-1004 |
8:30 一ノ関駅
って、今朝出発した駅やん!
みたいなツッコミは無しで。
ここからは、昨日に続いてレンタカー。列車を外から撮影するには、やはり車の方が便利。
駅レンタカーの開店が8:00なので、先にくりでんに乗りに行ったのでした。
今回もやっぱり乗り捨て。一ノ関駅で借りて、くりこま高原駅で返却です。
くりこま高原到着は12:49厳守。これを守らないと、この後の予定がガタガタになってしまいます。
コンビニで車を停めて道を確認しているときに、地元のFMラジオが星座占いをやってました。
私は乙女座。なんとなく耳を傾けてみると……
「6位乙女座は、思ったより時間がかかるかも知れないので時間に余裕を見て行動してくださいねー」
何となく当たりそうなアドバイスが。
しかし、この占いが後の悲劇喜劇を予見していたとは、夢にも思わなかったのです。
9:50 細倉マインパーク前駅
一ノ関を出たときに晴れていた空は、一転曇り空になっていました。
2時間半前に訪ねた駅ですが、こんどは外からの訪問。
駅前はよく整備してあるんですが、いかんせん人の気配がない…。
駅の待合室を覗いたら、おばちゃんが一人で休んでてビックリしました。
細倉マインパーク前駅の駅前広場には、かつて「栗原電鉄」を走っていた電気機関車が静態保存されています。小さな車体に大きなパンタグラフがキュートな子です。
後ろに連結されてるのは…、緩急車付きのワフ?
型式記号がペンキとともに落ちて読み取れませんでした。元々は黒い貨車なんですよね、コレ。
細倉マインパーク前から石越方面に200mくらい行ったカーブの先には、細倉マインパーク前駅が出来る前まで存在した細倉駅の遺構が残っていました。
微妙に私有地っぽくて入れないので、外打ちで撮影。さっき乗った列車内からも見えました。
「ほそくら」という駅名表も残っていました。
ホームに停車中の列車は10:06発車。
沿線で迎え撃つために、一足早く駅を離れました。
10:15 鶯沢〜尾松間
くりでんといえばやっぱり田園風景。
本当なら春や秋の田園風景の中を走るところが取りたかったのですが、望むべくもないので、できるだけまわりが開けたところを探し、このあたりに決めました。
しかし、前後に送電鉄塔が立っていたりして、あまり良いポジションではなかったかも。
ちょうど車両の真横から日光が当たる時間だったので、前後ともに妻面が暗くなってしまいました。あうぅ。
このあと、尾松駅に寄って写真を撮ったりしていたら、渡り鳥の群れが見事な編隊を組んで上空を飛び去っていきました。なんであんなふうに飛ぶんでしょうかねぇ。凄い。
よく見ないと見えないかも…。
10:40 栗駒駅
列車は上り下りともに1時間〜2時間に1本です。
時間が限られていることもあって、列車にエンカウントする場所を慎重に考えながらの移動。
次の下り列車は、栗駒駅で撮ることにしました。本当は駅撮りはしたくないんだけど、タブレット交換の一コマが撮れるかなと期待しての選択です。
まずは入場券(170円)を購入。赤線入りの硬券です。
ホームの様子を撮っていると、下り列車がやってきました。
そしてここでタブレット交換。それっ!
と思ったら、駅員さんがタブレット持ったまま車内に入ってしまって撮れませんでした!(ノД`)・゚゚・。
とりあえず、めげずに出発していく後ろ姿をパチリ。
間もなく列車は見えなくなりました。
11:20 沢辺駅
次のターゲットは、やはり有人駅の一つ、沢辺です。
予定では、ここで上り下りの列車交換が見られる。はずでした。
やっぱり入場券を買い、構内の写真を撮っていたんだけど、いっこうに列車が来る様子がない。
そういえば…、と一つ思い当たるフシがあったので、確認してみたら…。
平日運休
この日の私、どーかしてたんです。どうも全体的に注意力不足だったような…。
そしてそれが、次の駅でついに炸裂してしまうのでありました。
人も列車もいないホームをパチリと撮って、最後の有人駅「若柳」へと向かいます。
12:00 若柳駅
駅前にスーパーがあり、そこそこに賑わった雰囲気のある駅です。
くりでんの車庫もこの駅に併設されていて、現役車両だけでなく、かつて使われていた車両もここに展示(というより、無造作に停車)しています。とりあえず入場券を買って、構内へ。駅のスタンプを出してもらって押したり、記念乗車券セットを買ったり。
畳まれていますが、よく見るとパンタグラフが付いてます。
非電化になった今は自走出来ませんね…。
カラオケが設置された車両もあったようです。
時刻は12時20分近く。
レンタカーを返す前にはガソリンを入れなくてはいけないし、不慮の事故が起きてしまうかもしれない。
朝の占いが脳裏をかすめます。
列車を待つ人の増えていた待合室を通って、駅舎の外に出ると、いつの間にか晴れ間が覗いていました。
でも、ここで見るべきなのは、空ではなくて足下だったのです。
12:40 くりこま高原駅
レンタカーを返すのに少々手間取ったりして、結局駅に入ったのは発車の5分前くらいになってしまいました。
なんとか無事に予定の「やまびこ54号」に乗り込み、その先の予定を確認しようとノートを取り出そうとしたとき、凍り付きました。
若柳の駅でノートにスタンプを押させてもらったあと、ポケットに入らないそれを駅構内のベンチに置いて、
そのまま忘れてきてしまったのでした。
致命的です。これまでの旅行のメモやら、各駅のスタンプやらが満載のそれが無くなったら、これ以上ないくらいに困ります。しかし、もう新幹線は270キロで爆走中。どーしよう………
その時私が取った行動はというと…。
腹ごしらえでした。だって新幹線の中からじゃどうしようもないんだもん!
朝に一ノ関駅で買った平泉うにごはん(1,000円)。買うのは2回目ですが、美味です。おすすめ。
13:12 仙台駅
買ったおみやげの裏に連絡先の電話番号があったので、新幹線を降りてすぐにくりでんに電話です。
幸い、駅員さんが確認をしてくださり、ノートは何事もなく保護されました。
さらに、今はもう新幹線に乗ってしまっていると言ったら、郵送してくださるとのこと。
「着払いになっちゃうけど良いかな?」もちろんですっ!
こうして、今では無事手元にノートが戻ってきています。
くりはら田園鉄道の皆さん、ご迷惑をおかけしました。
そして、本当にありがとうございました。
フゥー、と一息付いて、改めて次の列車が発車する東北本線上りのホームへ移動です。
発駅 | 時刻 | 着駅 | 列番 | 種別 | 列車名 | 乗車車両 | 備考 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
くりこま高原 | 12:49→13:12 | 仙台 | 54B | 新幹線 | やまびこ54号 | E226-225 | 東京行 |
13:54 槻木駅
普通列車に揺られること24分。
「つきのき」と読むこの駅で、阿武隈急行に乗り換えです。
阿武隈急行は、かつては国鉄の丸森線でした。しかし、国鉄再建のあおりで建設が途中で凍結され、槻木〜丸森が建設されただけの段階で、採算のみこみが立たないままに第三セクター化されてしまいました。
予定通りに福島まで開通すればそれなりに利用が見込めるため、阿武隈急行の強い働きかけで、1988年に全通したという経緯があるそうです。
列車は阿武隈川沿いに走ります。まぁ、かなり新しい部類に入る路線なので、高規格に作られていて、線路そのものとしてのおもしろみはあまりありません。春から秋にかけてや、例年の冬ならばもう少しメリハリの効いた景色が見られることでしょう。
面白い形をしたあぶくま駅の駅舎も、ちょっと活動停滞気味な様子。
しかし!
これを見よ!
ハイビジョンどころか、シネマサイズのよーな駅名標がお出迎えです。
日本で5番目に長い駅名だそうな。
ちなみに、この梁川町には、太陽誘電の工場があります。That's CD-R。
ほかにも、こんな2駅が隣り合っていたり。
知らなかったら、「にいだ駅」と言われてもどっちだかわからなさそうです。
発駅 | 時刻 | 着駅 | 列番 | 種別 | 列車名 | 乗車車両 | 備考 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
仙台 | 13:30→13:54 | 槻木 | 582M | 普通 | クハ700-106 | 福島行 | |
槻木 | 13:58→15:11 | 福島 | 932M | 普通 | AM8111 | 阿武隈急行 |
15:11 福島駅
福島では、阿武隈急行から新幹線に、6分で乗り換えなくてはいけません。
しかし、予想以上に阿武隈急行の駅舎がJRの駅と離れていて、移動中は間に合え! 間に合ってくれ! みたいな感じに凄く焦りまくり。結局、冷や汗と体を動かした汗の合体技みたいなイヤーンな汗をかきつつも、なんとか予定のMaxやまびこ118号に乗れてめでたしめでたし。
…そもそも、6分乗り換えって、阿武隈急行では接続列車の案内にも登場しないんですよね!
発駅 | 時刻 | 着駅 | 列番 | 種別 | 列車名 | 乗車車両 | 備考 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
福島 | 15:17→15:33 | 郡山 | 118B | 新幹線 | Maxやまびこ118号 | E458-6 | 東京行 |
15:33 郡山駅
そのままMaxやまびこに乗っていれば、17時前には東京に着いてしまいます。
そんなわけにいくか! ってなわけで、ここからルートは横道に。
磐越西線の快速電車です。
最近、磐越西線は赤べこをキャラクターに会津フェアを長期展開中。
乗り場である2番線への降り口も、壁自体が真っ赤に塗られてこのとおり。
そして、そこに居た列車もこうです。
同じカラーリングに塗られた485系も走っており、今や磐越西線はまるで「赤べこ線」。
なかなか活気があっていい感じです。
私が列車に乗ったときには、すでにクロスシートの空きボックスはなく、すでに人が座ってるところに相席で腰掛けました。通勤路線兼観光路線って感じの客層です。
発車してしばらく経つとパラパラ人が減り、空きボックスをゲット。まだ小腹が減っていたので、仙台で買ったこれをひもときました。
仙台に行ったときは必ず買ってると言っても過言ではない、「網焼き牛たん弁当」(1,100円)。
量が少なめなのが難点といえば難点ですが、肉の味付けといい麦飯といい、クセになる味わい。
加熱式容器なので、ヒモを引っ張るだけでアツアツです。蒸気と一緒に美味しそうな香りが吹き出して食欲を刺激してくれる機能付き。
…だからボックスシートに一人になるまで待ったんですよ。ええ。
発駅 | 時刻 | 着駅 | 列番 | 種別 | 列車名 | 乗車車両 | 備考 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
郡山 | 15:43→16:52 | 会津若松 | 3239M | 快速 | クモハ455-6 | 喜多方行 |
16:52 会津若松駅
ここからは只見線に入り、2駅目の西若松駅から会津鉄道に入ります。
長野からずっと続いてきた乗車券も、西若松で終わり。
陽も落ちて、空が夕焼けで染まり始めました。
そんな中、私を待っていた会津鉄道の車両は、耳無し芳一みたいになってました。
これ、会津出身の名医・野口英世に向けて、英世の母が滞在先のニューヨークへとはるばる送った手紙の筆跡をペイントしてあるそうです。
早く帰ってきてください早く帰ってきてください…と、子の顔を見たい気持ちがあふれている文でした。
でも、窓ガラスにまで貼るのはやりすぎじゃないかなぁ?
だからこそ外から見ると耳無し芳一な訳ですが。
昼間なら、会津の渓谷を縫うように走り、景色も良い路線なんだろうと思いますが、間もなくとっぷりと陽も暮れ、外は漆黒の闇。塔のへつり駅とか養鱒公園(ようそんこうえんと読む!)駅とか、面白い名前の駅名標すら見えませんでした。残念!
発駅 | 時刻 | 着駅 | 列番 | 種別 | 列車名 | 乗車車両 | 備考 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
会津若松 | 16:54→18:06 | 会津田島 | 2325D | 普通 | AT-551 |
18:06 会津鉄道 会津田島駅
駅名に「会津」が入っていることからもわかるように、いまだに福島県内。
まだまだ先は長いと思っていました。
その会津田島駅で我々を待ち受けていたのは、こんな列車でした。
浅草かよ!
時刻表では、どこからどこが一個列車で、どこで乗り換えなくてはいけないのかがはっきりせず、てっきり会津鉄道の終点(会津高原尾瀬口駅)あたりで折り返し運用をしているものだと思ったら、浅草ですか! お兄さんビックリしちゃったよ!
肝心の、会津田島駅にたたずんでいるの列車の写真は、乗り換え時間が短くて撮れませんでした。しょんぼり。
路線自体は相変わらず真っ暗でどうしようもなかったのですが、一つ面白い駅に停まりました。
トンネル内にある、湯西川温泉駅です。不意打ちだったのでビックリでした。
しかし、会津温泉尾瀬口から新藤原までの第三セクター線である野岩鉄道、駅名がすごいです。
男鹿高原、上三依塩原温泉口、中三依温泉、湯西川温泉、川治湯元、川治温泉、竜王峡。
どれもあきらかに観光地を意識してます。ここまで徹底してると偉いと思う。うん。
発駅 | 時刻 | 着駅 | 列番 | 種別 | 列車名 | 乗車車両 | 備考 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
会津田島 | 18:09→19:17 | 鬼怒川温泉 | 350M 350 |
普通 | クハ6262 | 浅草行 |
19:17 鬼怒川温泉駅
今までの浅草行きに乗り続けても今日中に浅草に着けるのですが、それだと東京で立ち往生してしまいます。今日中に長野まで帰り着くために、ここで特急「きぬ136号」浅草行きに乗り換えました。
全車指定ですが、空いていたこともあって車内で指定券を発券してもらえました。
車両はいわゆるスペーシア車両の東武100系。
内装はちょっと古びているけど、乗り心地はなかなかです。
鬼怒川温泉を出てすぐ、新高徳駅で対向列車を2本続けて交換。
2本目に来たのは、下りのスペーシアでした。細くて暗い島式ホームの両側を白い巨体がすれ違うのは、なかなか壮観です。
単線ということもあり、下今市まではゆっくりと走ってきた特急ですが、日光線との接続を取ったあとは、特急らしい高速走行を始めました。
しかし思ったんだけど、自動放送の英語音声がやたら長い!
JRとかの英語案内だと、たいていは日本語の案内よりも内容がはしょられてるものですが、この車両はフルに訳してます。うーむ、こまかい。
発駅 | 時刻 | 着駅 | 列番 | 種別 | 列車名 | 乗車車両 | 備考 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
鬼怒川温泉 | 19:18→21:35 | 浅草 | 1136 | 特急 | きぬ136号 | 103-6 |
21:35 浅草
あとはもう上野に出て、長野新幹線に乗れば帰れてしまうところまで来ました。旅ももう大詰めです。
実は乗ったことがなかったような気がする隠れた区間、銀座線の浅草→上野を制覇しつつ、上野に着いたのは実時間で21時48分。最終の新幹線は22:10発です。22分の猶予がある。
上野駅には、いつも必ず寄る大好きなラーメン屋があります。
牛たん弁当からそれなりに時間が経ち、かなり空腹な状況。
全身の細胞がラーメンを要求するような感覚。
新幹線の指定券を取ったりして発車まで残り20分を切った今、私はラーメンを食べることができるか!?
失敗すれば上野で宿泊という最悪の事態が待っている!
いざ、勝負!!
みたいな気分で行ったら、臨時休業でした。
ガックリ。
発駅 | 時刻 | 着駅 | 列番 | 種別 | 列車名 | 乗車車両 | 備考 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
浅草 | 21:42→21:46 | 上野 | A2117 | 普通 | 01635 | 渋谷行 |
22:10 上野駅
結局、駅の売店で牛乳とカマンベールチーズを購入して、今回の旅の最後の列車であるあさま555号に無事乗り込みました。ちょっとぜいたくしてグリーン車です。
ラーメンが食べられず、空腹感が一気に増したので、朝に一ノ関でにうに弁当と一緒に買っておいた「前沢牛めし」(1,300円)を取り出しました。これも加熱機能付き。
中身は、甘さを抑えた牛すき焼き丼風。肉質はもちろん申し分無し。加熱機能付きの弁当には共通して言えることですが、やっぱりちょっと量が少ないかな、ってとこですね。でも満足。
高崎を過ぎたあたりで、強い眠気に襲われて撃沈。
目が覚めたのは長野の到着放送ででした。普段あんまり眠れない新幹線の車内でこんなに熟睡したのは、やっぱり疲れてるからなのか。
23:48 長野駅
長野は雨でした。気温も暖かく、東京と大して変わらない気候に感じます。
眠い目を擦りながら、駅前でタクシーを拾って帰宅。到着した頃には、日付が変わってました。
正味50時間ちょっとと思えないほど、密度の濃い旅でした。はー、疲れた。
発駅 | 時刻 | 着駅 | 列番 | 種別 | 列車名 | 乗車車両 | 備考 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
上野 | 22:10→23:48 | 長野 | 555E | 新幹線 | あさま555号 | E215-8 |