再度挑戦!
いろいろいじくった結果、次の式が求まりました。
ただし は人数、 は日数(365日)
シミュレートした値とも一致します。1000人の場合 、2000人の場合 0.216 となります。
考え方は次のとおり。
例のごとく が人数、 が日数とします。
まず、全てのありうる誕生日の組み合わせの数は、n 人が m 通りの日付を自由に取れるので、 です。これが分母になります。
一方、分子は、全ての組み合わせ から ある誕生日の人が存在しないような組み合わせ をすべて除いたものになります。そこで、ある誕生日の人が存在しないような組み合わせ の数を求めるため、場合分けをすることにします。
全ての人の誕生日が同じ場合()
364日までは誕生日の人がおらず、残りの1日に集中している状態です。
これは簡単です。すべての誕生日が同じである組み合わせは 365 通り(= 通り)です。(1月1日から12月31日までの365通り)。
誕生日がある2日以下に固まっている場合()
この場合、各人が取り得る誕生日は 2 通りとなるので、全部で 通り。また、その 2 日を 365日 から選ぶ選び方は 通りです。
ただし、この中には前の項目の条件が重複して含まれるので、それを除いてやる必要があります。
誕生日がある3日以下に固まっている場合()
ここから先は前項の繰り返しになります。
各人が取り得る誕生日は 3 通りなので全部で 通り。また、その 3 日を 365日 から選ぶ選び方は 通りです。前項の重複を引く必要があるのも同様です。
これにより、次の一般化ができます。
誕生日があるk日以下に固まっている場合()
このまま、 を まで持って行ってしまいます。