旅行記(第57回) 【北海道→大阪騒動顛末記】
今年もようやく夏休みの季節がやってきました。
暦の上はもう秋だって?
気分が夏ならいつだって夏休みなのですよ。
そんなわけで今年も乗って撮って北海道&大阪!
9月5日(金)
ほんとうは9月4日から休みの予定だったのが、どうにもこうにも仕事を消化しきれず一日遅れでの休暇開始となり、出鼻をくじかれた格好に。
そんなこんなでまともに指定券を確保できないまま、当日の朝一番でみどりの窓口に駆け込んだところ、案の定午前中の「はやて」はほとんどが満席。泣く泣く立席乗車となりました。
あさま→はやて→スーパー白鳥→北斗という王道の乗り継ぎで北海道入り。
発駅 | 時刻 | 着駅 | 列番 | 種別 | 列車名 | 乗車車両 | 備考 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
長野 | 6:00→7:14 | 大宮 | 500E | 新幹線 | あさま500号 | E226-213 | 東京行 |
大宮 | 7:22→10:03 | 八戸 | 3001B | 新幹線 | はやて1号 | E226-1319 | 立席乗車 |
八戸 | 10:15→13:14 | 函館 | 4001M | 特急 | スーパー白鳥1号 | サハ789-102 | 自由席 |
函館 | 13:29→14:47 | 長万部 | 5011D | 特急 | 北斗11号 | キハ183-3565 | |
長万部 | 15:08→15:36 | 小幌 | 487D | 普通 | キハ150-106 |
昨年も9月に訪れた、北海道・室蘭本線の「小幌駅」に今年も上陸しました。
去年は駅に到着してから引き上げるまでずっと一人だったのですが、今回はほかに二人が同時に下車されていました。この駅を訪れる人も増えているのかしら?
ご存じの通り小幌は、三方を崖に一方を海に囲まれた、天然の要塞のような場所にある駅で、普通列車の一部も通過するといういわゆる秘境駅です。
しかし、この駅の特徴は秘境だという点だけではなく、気動車特急が容赦なく高速で通過するところにあります。とくに、上りのスーパー北斗は、細いトンネルから突然現れ、ゆるやかに湾曲したホームをものすごい速度で通過するので、初めての人は大抵恐ろしい思いをします。
そんな小幌駅で通過列車を撮影しました。以下、通過時刻の下調べ資料。
【下り】
列車名 | 函館発 | 長万部発 | 小幌着 | 洞爺着 | 東室蘭着 |
---|---|---|---|---|---|
北斗11号 | 1329 | 1448 | → | 1513 | 1539 |
普通 | 1508 | 1526 | 1600 | 1647 | |
スーパー北斗13号 | 1413 | 1526 | (1537) | 1548 | 1612 |
北斗15号 | 1523 | 1643 | (1654) | 1709 | 1735 |
スーパー北斗17号 | 1643 | → | (1757) | → | 1829 |
普通 | 1750 | 1809 | 1836 | 1921 | |
北斗19号 | 1755 | 1913 | (1924) | 1940 | 2007 |
普通 | 2016 | → | 2057 | 2155 | |
スーパー北斗21号 | 1942 | 2053 | (2104) | 2115 | 2139 |
【上り】
列車名 | 東室蘭発 | 洞爺発 | 小幌着 | 長万部着 | 函館着 |
---|---|---|---|---|---|
普通 | 1345 | 1437 | 1503 | 1521 | |
北斗14号 | 1436 | 1502 | (1517) | 1527 | 1647 |
トワイライト(臨) | 1546 | 1619 | (1635) | → | → |
スーパー北斗16号 | 1623 | 1646 | (1700) | 1710 | 1824 |
普通 | 1606 | 1658 | (1738) | 1756 | |
カシオペア | 1753 | 1839 | (1859) | 1910 | 2054 |
スーパー北斗18号 | 1812 | 1836 | (1850) | 1859 | 2014 |
普通 | 1738 | 1823 | 1904 | 1922 | |
北斗星 | 1859 | 1933 | (1952) | 2003 | 2141 |
普通 | 1842 | 1936 | → | 2022 |
※「→」は通過。()内の時刻は推定通過時刻。
小幌に停車する列車の到着時刻は太字で表示してあります。
どうです、通過三昧でしょう。
この表を見て行きたくなった人は素質があります。
今回は、15:26着の普通列車で降り、この駅の最終列車(19:04発上り長万部行普通)で離れることにしました。山に囲まれているせいもあり、18時を過ぎる頃から駅はとっぷりと暗くなり、いやが応にも寂しさと、通過する特急の騒がしさの対比がハッキリとしてきます。
ただ、19:04の列車を逃すと翌朝までの命の保証はありません。まじで。
小幌で最終の普通列車に乗ろうとするのと入れ替わりに、一人の青年が小幌駅に降りようとしていました。運転士さんに寝袋を持っているかなどと聞かれ、下車を断念したようです。話を聞くと、青春18きっぷで関西から北海道まで来た帰りとのこと。せっかくなので、長万部まで連れ立っていろいろと話をしました。
二人して長万部の駅の近くのコンビニで弁当を購入したのち、長万部で上りの急行「はまなす」を待つという彼と別れて、今夜の宿・苫小牧へと急ぎます。
あ、やばい。ノートPCのACアダプタ忘れた。
発駅 | 時刻 | 着駅 | 列番 | 種別 | 列車名 | 乗車車両 | 備考 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
小幌 | 19:04→19:22 | 長万部 | 482D | 普通 | キハ150-106 | ||
長万部 | 20:53→22:12 | 苫小牧 | 5021D | 特急 | スーパー北斗21号 | キハ282-102 | 札幌行 |
9月6日(土)
5:30起床。
朝一でレンタカーを借りるために札幌に向かいます。
駅レンタカー札幌営業所は8:00に開くため、それに間に合わせるためには6:27の普通に乗らなければなりません。(本当は札幌に泊まれれば便利だったのだけど、いい宿が見つからなかった)
発駅 | 時刻 | 着駅 | 列番 | 種別 | 列車名 | 乗車車両 | 備考 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
苫小牧 | 6:27→7:36 | 札幌 | 2725M | 普通 | クハ721-1 | 小樽行 |
7:50、営業所が開いたのでさっそく車を借り、道央道に向かいます。
9:56、宗谷本線・東六線駅前到着。
ここでスーパー宗谷1号・2号の通過を撮影です。
去年も来た駅ですが、広々とした畑の真ん中に一列に並ぶ鉄道林、その影にこぢんまりとある板張りのプラットホーム。
そしてなにより、直線区間の真ん中にあるために、最高速で通過するディーゼル特急。最高です。
列車の通過を撮り終え、編集用に周囲のカットをいくつか収録したあと、同じ道を引き返して旭川市街へ。
不本意ながらヤマダ電機でノートPCの汎用ACアダプタを購入しました。
コネクタの接触が怪しいので、あんまり好きなメーカーじゃないのですが・・・
12:40頃、出発。昼食を摂るの忘れてました。
13:40、中越信号場。
14:20、上越信号場。
15:10、奥白滝信号場。
どれも、もともとは駅だったのが、周囲の人口が皆無になったせいで信号場に格下げとされた歴史があり、今でも客扱い用の低いホームが残っています。また、廃駅が続いたせいで、これらの信号場を含む上川駅~上白滝駅の区間は、在来線でもっとも駅間が長くなった時期がありました。(今は石勝線の新夕張~占冠間が最長)